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私たちのベトナム

序章

Vol. 001 私たちのベトナム

<前回の「ベトナム直後」のあらすじ>
冗談で「ベトナム行っちゃう?」等と言っていたYUKAKUMAとSASAMEGU。なんだかんだでついに本当に来てしまった!飛行機の乗り方もよくわからない。ベタ初心者の2人が降り立ったハノイは漆黒の夜。必死の思いで駅から乗ったバスは”宿泊予定”のホテル近辺に到着!!…って、ホテル予約、取ってないんだけど…!?

vol001_vietnam01.jpg「ひぃぃー!取り囲まれてるー!」…現地へ降り立つや否や、標的(つまり我々)を見つけたタクシーの運転手さんたちがジリジリとにじり寄ってくる。言葉こそしゃべらないが、「金づる~日本人~オレノモノだァ」と思っているのがわかってしまうほどの熱視線ッに思わずビビるふたり!!

そこを助けてくれたのが、飛行場から一緒に来て下さった日本人ビジネスマンだった!運転手たちに英語で交渉すること数分、我々はその内の1台に乗って移動することに。目的地に着くと、今度は※廣中先生に教えてもらったホテル『ハンガ2』を探し始めたのだが、ここでちょっと気になったことが…。というのも、ビジネスマン氏が近くにいたシクロの少年に場所を聞いたとき、お礼に1ドルを渡していたのだ。

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その仕事にしては1ドルってけっこうイイ金額。その少年は歓声をあげて喜ぶし、彼の周りにいたほかの少年たちも大騒ぎ。ケチな私は「うあーヤメテくでー!それで日本人が金払いイイとか思われたらどうすんだよ」と、何だかイヤーな気持になったままホテルに到着したのだった。

フロントで先生の紹介であることを伝えると、受付のお姉さんは喜び、「彼女(廣中先生)は、とても素敵な人だったわ!」と言いながら部屋へと案内してくた。ビジネスマン氏は満室のために他ホテルへ。後日、電話で食事に誘われたが(その時は、ある事件に関わってる真っ最中)、彼とはそれ以来、二度と会うことはなかった。助けてもらったけど、なーんか後味悪い出来事だったなぁ。

…で!ホテルの話。話には聞いていたが、これが素敵このうえない!クラシックで中国風?な重厚感のある家具!広いバス!眺めの良いベランダ!それがふたりでたったの20$だ。廣中先生、アリガトウ…こんないいところ、自分達で探したらわからなかった…。さっそく荷物を降ろした我々はハノイの夜にくりだすと、バイン・ミー(パンで具を挟む物)を食して第1日目を何とか終えたのだった。

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ハノイ2日目の朝。相変わらず、英語がわからず朝食を苦労した我々は、ついにハノイの雑踏へとくり出すことに!溢れ流れるバイク&バイク!その合間を、篭を肩にかついだ物売りのオバさんが歩いている。見たことないけど、どこか懐かしいような興奮する風景。鞄屋さんでモン族のバッグを買い、荷物もスッキリ。

次はどこへ行こうか…と歩いていると、絵葉書セットを持った少年がしつこく話しかけてきた。聞くと、「普通だと、これは1セット20$くらいなんだけど、僕から買えば10$になるんだよ。」とフザケタことを言うではないか。絵葉書ひとつで千円もするかッ!ぶちキレたので、「バカじゃないの?日本でも、1セット1$!(少々誇大表現)これなら2セット1$。じゃなきゃ買わない!」といったニュアンスのことを叫ぶと、やっとOK。握手までされてしまった(笑)。

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そのまま歩いていくと、目の前にはホアンキエム湖が見える。そこで絵でも描こうかとベンチに座ると、そこらにいた絵葉書売りの青年達がワラワラと集まってきた。
ちょ、ちょっと、もういらないっつーの!警戒する我々に人なつこい笑顔で話しかける彼等。次第に我々も遊びモードに入り、気がつくと写真を撮りまくりの大騒ぎになっていた!…のちに、これが大怒りモードになる事件へ成長するとは知らずに…
<つづく>

※廣中 薫先生・・・平凡パンチ連載等をもつイラストレーター。先生の個展をみて、我々はベトナム行きを考えたのだ。


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