
ドリカムリスナーにも聴かせたいジャズ「PONTA BOX」

●PONTA BOX/PONTA BOX
ジャズアルバムには見かけない親近感溢れるかわいらしいジャケ。(でしょ?)。ポンタさんは帝王マイルス・デイヴィスとの親交も厚く、マイルス来日の際は必ず呼び出しくらってたとか
秋ですね。ということはジャズですね。夏はラテンかレゲエですもんね。でも、あなたはテクノですか。そうですか、テクノな電気音楽で電気ショックビビビでドンツカピコピコでサイコーもいいすけど、秋はやっぱりジャズ。これでシビレましょう。いいですね。
と、のっけから独断と偏見でスタートした当コーナー、僕ら堅物リスナーが崇拝する音楽を“強引に”オススメしていこうかと。で、初回は「PONTA BOX」。何を隠そう僕がジャズにはまるキッカケとなったバンド。
その音楽を一言で表現するなら「プログレッシブ・ポップ・ジャズ」。僕が生演奏に求めるウネるようなグルーヴ、楽器同士の会話、芳醇なハーモニー、機械では得難いダイナミクス、ホットな音色を備えるのはモチロン、「ドリカムリスナーでも楽しめる」というキャッチ通り、ジャズが疎んじられる理由である「古くささ・小難しさ」とは無縁。そしてなによりキャッチー(って死語?)なメロディも秀逸。といっても軽々しいフュージョンではなく、まぎれもなくジャズ。カラフル過ぎず、かといってプリミティブ過ぎないサジ加減が絶妙なのだ。

●PONTA BOX II/Dessert in the Desert2ndではタヌキは2匹。これまたかわいいですな。言い忘れたけど、ポンタさんって雑誌「スパ」の表紙を飾ったこともあるんですよ
ロック世代にも受け入れられやすい華やかで柔らかなドラムは日本ジャズ界の重鎮、村上ポンタ秀一。凛々しく瑞々しいいピアノはコンポーザーとしても数々の名曲を生み出している佐山雅弘、ブリブリとヘンテコなラインを描くベースは日本のジャコ・パストリアス水野正敏(現在では脱退)。ジャズ初心者におくる最初の一枚におススメなわけです。
ところで、テクノにバラッドであるのかなあ?電気音なのにやたらラブリーだったらおかしいね(笑)。さて次回は日本が世界に誇るオリジナリティ、中央線ジャズ。乞うご期待。
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