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私たちのベトナム

飛火の章

Vol. 005 私たちのベトナム

<前回のあらすじ>
海外初のクセにベトナムへ強行したYUKAKUMAとSASAMEGU。現地の青年ベト&キムと行ったカラオケ店で、高額(我々にしたら)な料金を請求される。暴れたりして納得はできないが、なんとか解決。次の日、ハロン湾ツアーに出発満喫。しかしツアー終了して帰ってくるとホテルの前に彼等がまたいるではないか!な、何しに来た!?

vol005-vietnam01.jpg逃げても仕方ないんだけど、足早にホテルから遠ざかる我々をベト&キムがついてくる。「megumi!yuki!」わ~呼んでるよ。ついでに名前間違えてるよ。(私は、Yuka!)しかし、どう言っていいものか『あのカラオケの一件は納得できないので君の家にはいけません』いや、本当に店が悪くて彼等も被害者だったら…『母から、他人の家にいってはいけないと言われて。』いやいや日本人の感覚がヘンだと思われてしまうかも。う~ん。何か、向こうもこちらが言う言葉を待っているようだ。
「ええと、た、体調が悪くて…」と言葉がスラリと出てきた。いきなりベトの表情がサーッと冷めた。「あ、そう。」そして、ホント消え去るように歩いていってしまったのだ。残された我々は唖然。確かに断わろうとはしていたんだけど、一緒になって遊んだのは何だったのだ!?やはりカラオケの一件で良心が痛むのか!?それとも、ただ単に潔いだけなのか!?いずれにしても、これだけ大騒ぎした事件の顛末は、彼等がサッサといなくなって終わるという味気ないものだった。(凄い事件に発展するとか期待していた皆様すみません。現実ってこんなものなのね…。)

vol005-vietnam02.jpg気を取り直して、ハノイの市場を見てまわる。ここでアリガタかったのがベト&キムとショッピングをした経験。どこに何があるのか何となく覚えてしまった。※1フラフラ買物をした後、屋台がチョイと進化したようなお店に入る。すると「あれ~!?君達は?」とお声が。ん?見たことのある外人。あっハロン湾ツアーにいた人だ!話をしてみると、彼はフランス人で名前はジェフ。家具などのデザインをしている人で、世界を旅しているとの事。ふぅん、面白い人だなぁ~。とワイワイしていると、そのお店の子供(にしか見えないが21才)が、鼻水垂らしながら加わってきた。vol005_vietnam03.jpgドラマ「家族ゲーム」に出ていた子役(松田洋治)に似ている!ということで彼のあだ名は「ゲーム」に。YUKAKUMAが持っていたデジカメに興味津々だったので、使い方を教えてあげると即興カメラマンになってくれた。他人に撮られるということは、やはり面白いものである。それも見ず知らずのベトナムの人に…。(しかし、これが後に泣きたい程ショックな事になるとは、その時は知る由もなかったのである)

話を続けるうちにジェフが「水上人形劇は見た?行ってないならどう?」と聞いてきた。す、水上人形劇!!!ちょうど行きたいと思っていた所だったので、渡りに船とばかりに行く事に決定!!

vol005-vietnam05.jpg上演時刻まで時間があったので、一度ホテルに戻ることにした。「いや~素晴らしい出会いよねぇ。」「ホントちょうどよかったねぇ」とベトキム事件の事はスッカリ忘れてウキウキと準備。この旅活躍中のMD録音機※2もセットして待ち合わせのスマイリーカフェ※3へ。おきまりのベトナムコーヒーを飲んで、さて時間だと席を立つ。するとデジカメで撮影をしていたゲームが困った顔をして言ったのだった。「なんかヘンなんだけど~?」
イヤな予感が脳裏に走る。ナニ?壊れたの!?なんでそんな悲しそうな顔してるのぉぉ!?デジカメをうけとって液晶画面を覗き込み、我々は叫び出しそうになってしまった!!
<つづく>

※1…この旅で「助けてくれる人がいなければ人間は、進化する」ことを実感。
地図音痴だったYUKAKUMAと一緒に行動をしなければいけなかったSASAMEGUはハノイの道をバッチリ覚えるという才能を発揮。その他、会話中に全く忘れていた英単語がペロッとでてくる現象も。

※2…旅で大活躍。ベトナムでの会話とか町の音とか録音した。後に、二人展をしたのだが、それを展示。イッキにベトナム気分になれるので人気だった。

※3…その後も行ったホアンキエム湖近くのカフェ。店員はみんな昼寝してたりフルーツジュース(っていうか果物入り塩水)があったり、どう使うかまるでわからないトイレ(四角い臭い部屋にバケツがポツンと開いてるだけ)があったりしたが、くつろげるとこであった。ベトナムコーヒーはウマウマ。


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