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そんなセリフ迷っちんぐ!

星子♥宙太 恋の時刻表

Vol. 006 そんなセリフ迷っちんぐ! フキコ7

とにかく、あたしが宙太さんのような秀才でステキな人の赤ちゃんを産んだら、そりゃ、かわいくて頭のいい子が生まれるでしょうねぇ。末は博士か大臣か、それとも世界のビッグスターか――わぁ、考えただけで、胸がワクワク、心がキュンキュン。死んじゃう、あたしィ
~星子ひとり旅・イラストスペシャル②『星子♥宙太 恋の時刻表』(集英社)~ イッちゃってる度 …★★★★★

星子・宙太 恋の時刻表困った。ネタがない。そんな時のお助け本は、なんと言ってもコバルト文庫である。読者層の大半が思春期まっさかりの少女たちなので、セリフといい、設定といい、まさに迷っちんぐ度炸裂なのだ。

なかでも、この作品は、主人公の流星子が恋探しのひとり旅に出るたびに、なにかしら事件に巻き込まれるというもの。事件の遭遇率は、『家政婦は見た!』に登場する市原悦子並。そのうえ、恋にも大忙しの星子は、親同士が決めた許婚・美空宙太という男性がいながら、旅先で次から次へとほかの男を物色しており、コバルト文庫の峰不二子と言っても過言ではないだろう。女子高生の分際で、市原悦子と峰不二子を足して2で割る人物なんて、末恐ろしい設定である。

そんなキャラがウケてか、この小説は数多くシリーズ化され、ファンブックなるものまで刊行されているのだが、このファンブックがさらに輪をかけてヤバい。だって、シリーズの名場面集についた見出しのうちのひとつが、『命、狙われ、ついでにハートも狙われ…ドキドキの港町・横浜』である。命を狙われて恋どころではないはずなのに、ハートはドキドキなのか、星子。だが、次のページをめくってみると、さらに凄い見出しが飛び込んできた。『ラッセラー!粋な東北の夏に星子、胸キュン』…粋な東北の夏って一体どんな夏なのさ、ラッセラー。ごめんなさい、中身読む前に、もう見出しだけで一杯一杯(←ジオスの金城君風に)。


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